社会人1年生
働くことがイメージできないまま社会人になるも、のんびりした性格の私は何とかなるだろうという思い込みを持って働き始めました。初めの数ヶ月は会社の研修を受けるだけの特に責任もないことをやっているだけで過ぎましたが、実務に入ってくると働くことを甘く見ていた自分の未熟さを痛感することになります。
私は技術系で採用されたのですが、当時の仕事の仕方は知識がないこともあり、思い込みで進めたり、何の計画もないまま行き当たりばったりで仕事をしたりと全く仕事の進め方がわかっておらず厳しい先輩社員からよく怒られていました。
新卒間もない頃から服に100万円使うようになる
会社では友人もでき、その友人の紹介である服屋に行くことになります。その服屋はとても素敵な服屋で、店長選りすぐりの服が並ぶお店でした。そこに初めて行った時に、この金額なら頑張れば買えるなと思い、コムデギャルソンのパンツを購入します。そこからその服屋にはよく通うようになり、気づけば服に年間100万ほど費やすことが3年間くらい続きます。誘ってくれた友人も同じように服にお金を使う服バカだったので、ストッパー不在のままお金を使うことになります。
今では服に使うお金は激減しましたが、この頃の経験は美的感覚を養えたと思います。思い込んでるだけかも知れませんが。。。
ちなみに当時買った服は数着は今でも着ています。
ローンを組んで新車を買う
当時の自分はお金の知識というものが全くといっていいほどなかったと思います。入社した直後に大学生の頃から乗っていた壊れかけのボロ車を乗り換え、ローンを組んで300万円の新車を購入しました。車が好きな人であればいいと思いますが、私の場合は何とか買えそうかな〜という雰囲気で購入し、ここから自動車ローン返済と奨学金返済のダブルローンが待ち受けることになります。この経験を経ることで後にお金について真剣に考えるようになります。
富士山登山
服屋に一緒に行った友達と近場の山に登りに行くことになり、実家にいた頃に登っていたきり久々の登山になりました。あの頃と違い登山道具も自分で買いに行き装備一式を揃えました。やはり自分で選んで、山に登り、使う道具には愛着が湧きました。服に続いて登山道具も着々と増えていきます。地元の友達とも登山に行くようになり、低山から2000m級の山など色々な山に登りました。
そんな中で会社の友人に富士山に登ろうと誘われ合計4人で行くことに。ルートは一般的な富士宮ルートで登ることに決め、金曜の仕事終わりに出発し、5号目で仮眠をとって夜明け前にいざ出発!
しかし、6号目付近で早くも一人が高山病にかかって脱落。富士登山の厳しさを見せつけられます。その後もう一人も軽い高山病になりフラフラになりつつも何とか山頂に到着。5時ごろに登り始めて山頂に着いたのは昼の12時でした。何と7時間!山頂はとてもガッシーで真っ白な世界でした。。。
軽い高山病の一人はやはりまだしんどそうだったので、昼食をとり休憩後下山することに。下山も5時間くらいかけて何とか駐車場まで戻ってこれました。睡眠時間が短い中で慣れない高度での活動は中々ハードでしたが、無事に戻ってこれて安心しました。
富士山登山が自分の登山経験の中でハイライトかといえばそんなことはないです。体調を崩していく友人を見るのも辛かったですし、曇っていてあまり景色も見えませんでした。ただ、記憶にはとても残っています。ということは自分には良い経験だったんだなと思います。この後も登山は続いていきます。
新卒で入社した会社を退職へ
就職してから3年が経ったころ、あることがキッカケで会社を退職することになります。理由は長くなるかつあまり面白くもないので省略しますが、次の働き口がない状態で実家に戻ることになります。初めの会社で3年働き、怒られたことの方が記憶に残っていますが世間知らずでマイペースな自分もほんの少しは社会人として成長できたのかなと思います。
実家に居候し本を読み耽る日々に
実家に戻ってすぐには就職活動をせず、次はどうしようかな〜と考えていました。何となく本でも読むかという気になり、本を読み始めました。今まであまり本を読んでこなかったので、時間ができて読みたくなったのかも知れません。この時は自己啓発本やビジネス本、古典的な哲学本やお金の本を読みました。何せあまり本を読んでこなかったので、この時の読書経験は非常に充実したものでした。名著と呼ばれる本や何年間も読み続けられる古典には腹に落ちるものが多く、目から鱗な体験でした。また、ちょうどNISA制度がスタートするタイミングだったこともあり、お金の本も何冊か読みかつての愚かだった自分よりは少しはまともになったと思います。
この時の読書体験は自分を変えてくれた大きな経験でした。特に哲学や心理学の本を読むことで多様な価値観を受け入れられるようになりました。元々、こうあるべき!という信念のあるタイプではないので、みんな価値観は違うよね〜と考えることで苦手な人が減りました。
そして、サボりがちな時も多いですが、読書習慣が身についたのも良かったです。
再就職して東京へ
実家に居候して約3~4ヶ月経った頃、金がない!働こう!となり就職活動を開始します。いくつか技術系の仕事に応募し東京の企業から内定を貰いました。内定を貰った会社は製造業で技術系の社員が多く研究開発に力を入れているというところに惹かれ応募しました。やはりものづくりがしたいという気持ちがありました。
社会人編は次に続きます。


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